本試験を間近に感じる9~10月。
基本テキストで知識を取り入れ、
過去問題集で知識を確認し、
直前予想模試で応用力もつけた。
ただ、予備校の公開模試を受けて、
合格点に届かないことに焦っている。
「なにをすれば点数が伸びるんだ」
本試験目前の直前期では、
今までの教材を使って総復習をしましょう。
これ以外に点数を上げる方法はありません。
予備校の公開模試を受けて、
点数が上がらないからといって、
■新しく教材を購入して勉強する。
■裏ワザ的なテクニックを覚える。
■行政書士試験の受験を諦める。
ということは行わないでください。
公開模試で130点だった受験生が、
1ヶ月間必死に総復習をして、
合格しているケースがあります。
本試験直前期は、
総復習をすることで、
爆発的に点数が伸びる可能性が、
十分に秘められているのです。
合格のカギは公開模試の成績表に隠れている|勉強方針を決める秘策
公開模試の成績表には点数を上げるヒントが隠されています。
■受験生全体での成績順位がわかる。
■受験生の問題ごとの正答率がわかる。
■自分の苦手分野が見ただけでわかる。
ただ点数を見て一喜一憂するのはもったいないです。
公開模試の情報を勉強に活用しましょう。
公開模試は上位30%に入ることが合格の目安|得点別勉強法
予備校の公開模試では上位30%に入ることが目標です。
予備校受講生の行政書士試験合格率が、
30%前後だからというのが理由です。
公開模試を受験して自分の順位が、
上位30%に入っていれば問題ありません。
上位30%に入っているけど、
合格点に足りていない場合はどうするのか。
行政書士試験には点数の壁が3つあります。
■130点は暗記で到達できる。
■150点は言い回しが変わっても解答できる。
■180点は持っている知識をフル活用できる。
得点した点数によって勉強法を変えなければ、
今の点数を伸ばすことができないのです。
成績が130点なら問題演習量を増やす
基本テキストを読み五肢択一式過去問を解く。
行政書士試験の王道ですが、
知識を詰め込むだけなら、
130点には余裕で到達できます。
点数を上げるために必要になる力は、
別の言い回しになっても答えられる力です。
行政書士試験の参考書シリーズで、
勉強を続けると教材の言い回しに慣れるんです。
使っている問題集も本試験の過去問なので、
実際の本試験では出題されないものばかりです。
知っている知識なのに答えられない。
これが130点から点数が伸びない理由です。
打開するために「なぜ」という、
視点で問題を解くクセをつけましょう。
五肢択一式問題集では正解が必ずあります。
なんとなくの知識でも正解できてしまうんです。
なぜ正解だと思ったのか、
なぜ不正解だと判断したのか、
根拠を持って説明できるようにしましょう。
公開模試を受ける前に130点を超えるなら公務員試験の問題集を使う
130点を超えるには問題の言い回しを変えられても答えられるようにする必要があります。
公開模試を受ける前に130点を超えたいなら、
公務員試験の問題を使うのがおすすめです。
別試験の問題を解くことで、
強制的に出題の言い回しを変えて、
答える力を養うことができます。
「行政書士試験用の問題集でなくていいの?」
実は行政書士試験と公務員試験は、
出題難易度がよく似ているんです。
公務員に合格したらから行政書士を受ける、
という流れも良くあることなんです。
関連性が強い試験なので、
公務員試験の問題集を解いて、
問題量を増やし対応力を身につけましょう。
150点の壁を突破するには色々な予備校の公開模試を受ける|直前予想模試を活用するのもあり
行政書士試験の一番大きな壁が150点です。
150点の壁にぶち当たる理由。
アウトプット量が不足するからです。
「過去問題集でアウトプットをしてるよ」
過去問題集を使った勉強は、
実はアウトプット学習ではないんです。
基本テキストの内容を確認するための、
インプット学習に過ぎません。
身につけた知識を自在に使いこなせる力を、
アウトプット学習で身につけることが、
150点を超えるために必要です。
真のアウトプットを行うために、
予備校の公開模試を複数受けましょう。
予備校が本試験問題を予想して、
過去問にもない問題を作っているので、
力試しには最適な教材です。
受験し終わった後は、
丁寧に復習しましょう。
今の知識で答えられなかったか。
知識をかけ合わせて答えられなかったか。
なぜ正解・不正解だと判断したのか。
ごまかさず復習をするのです。
本試験に通用する学力が身につきます。
直前期に公開模試を受けて焦らないように直前予想模試で実力を高める
ほとんどの予備校は公開模試を9~10月に行います。
この時期に自分の実力を知るのは遅すぎます。
残り2ヶ月もない中、なにを対策べきか。
迫る時間に焦ってしまうでしょう。
過去問題集をある程度解いたら、
直前予想模試に取り組みましょう。
4月から販売されている教材なので、
7月頃から取り組み始めれば、
十分に応用力が身につきます。
解き終わったら丁寧に復習して、
自分の知識を増やしていきましょう。
170点どまりになるなら基礎基本をしっかり見直す
170点台が一番苦しい状況です。
行政書士試験合格に必要な力は、
身についているはずなのですが、
あと一歩何かが及ばないのです。
170点台で足踏みしている人は、
基礎基本を見直しましょう。
基本テキストに載っている知識や、
過去問題集で解いてきた知識。
時間が経って忘れてきていませんか。
わかっているつもりになっていませんか。
今まで取り組んだ教材の知識を、
忘れていないか思い出しながら、
復習をしてください。
公開模試の問題ごとの正答率を見て自分が正解すべき問題を知る
公開模試の成績表には正答率が載っています。
ABCにランク分けされているので、
自分が重要な問題を間違えていないか、
一つ一つ確認しましょう。
40%までの正答率の問題は、
間違えてはいけなかった問題です。
ABCランクならBランクまでは正解したい。
行政書士試験で本当に難しい問題は、
全体の1~2割程度に収まっています。
8割は正解できる可能性があるのです。
受験生の多くが正解している問題は、
自分も正解しないと不合格です。
特に正答率が高いのに、
自分が間違っている問題は要注意。
優先的に復習すべきところです。
正答率50%以上の問題で、
間違えていないか確認して復習しましょう。
公開模試でわかった苦手分野を中心に本試験まで勉強する
成績表から自分の苦手分野が明確にわかります。
点数を上げるには、
苦手分野の克服が必須です。
得意分野を勉強しても点数は上がりません。
私は公開模試を受けるたび、
得点できない分野を書き出し、
日々の勉強で意識できるよう、
壁に張り出していました。
苦手な分野は、
過去問題集でも正答率が低かったので、
得点できるまで集中して勉強したのです。
苦手分野の勉強は正直シンドイです。
しかし、克服しないことには合格できません。
勉強から逃げないように、
苦手分野を明確にしたうえで、
本試験までに克服できるよう、
復習をして合格を目指しましょう。
公開模試で苦手潰しをしたら今まで勉強で使った教材をすべて復習する
苦手潰しをしたら詰めの勉強が必要です。
苦手分野を克服しても、
今まで勉強していた知識を忘れては、
行政書士試験に合格することはできません。
■1ヶ月以上開いていない教材。
■得点はできるが知識があやふやな分野。
■苦手潰しのため勉強していなかった分野。
これらを一気に総復習するのです。
「取り組んだ教材が多くて復習しきれない」
という場合は総復習の範囲を絞りましょう。
■重要度の高い分野に絞る。
■内容が説明できる分野は飛ばす。
■復習に必要な教材に絞って勉強する。
全範囲を総復習することは不可能です。
何ヶ月もかけて勉強した内容を、
1~2ヶ月で復習するんです。
範囲を絞るのは必然です。
総復習で絶対に必要な教材は3つです。
■基本テキスト
■五肢択一式過去問題集
■予備校の公開模試
苦手分野の確認に公開模試を使い
基本となる知識を固めるために、
基本テキストと過去問題集を使いましょう。
そのほかに教材を使っている場合は、
本試験の残り時間と相談してください。
中途半端な復習にならないように、
この範囲は絶対に試験日までに終わらせる、
という計画を立てて点数を上げましょう。
本試験の直前期は公開模試で苦手潰し|使い古した教材で総復習
予備校の公開模試は点数を上げるための教材です。
正解・不正解だった問題を、
しっかり分析して復習しましょう。
点数に一喜一憂することもありますが、
大事なことはその後の行動にあります。
■130点は暗記で到達できる。
■150点は言い回しが変わっても解答できる。
■180点は持っている知識をフル活用できる。
模試の点数によってやるべき勉強が変わります。
問題演習量を増やすのか、
公開模試を複数受けるのか、
基本テキストで知識を再確認するか。
そして公開模試を受けてわかった、
苦手分野を丁寧に潰しましょう。
苦手潰しも終わったら、
今まで使ってきた教材を、
一気に総復習するのです。
行政書士試験は本番で、
何が起こるかわかりません。
油断せず最後まで勉強を続けましょう。
10月の模試で合格圏外だった受験生でも、
本試験では成績を急上昇させ合格する人もいます。
模試で高得点を取った人が不合格になるんです。
本試験直前の過ごし方が重要です。
今まで使ってきた教材で丁寧に復習していく。
1つ1つ復習することで自信もつきます。
直前期は知識を固めて自信をつけて、
行政書士試験に合格しましょう!
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