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行政書士の直前予想模試は、たくさん解けば応用力がつく教材ではありません。
本番形式で解答順と時間配分を試し、未知の問題に対する判断を観測し、失点を主教材へ戻すための教材です。目的を決めずに複数冊へ手を広げると、直前期の復習時間を失います。
この記事では、2026年度版を公式情報で確認できた主要3冊を比較します。市販模試を買う前の判断基準は、行政書士の直前予想模試は何のために買うのかで整理しています。
2026年版の行政書士直前予想模試3冊を比較

2026年8月23日時点の情報です。動画の公開期限、法改正情報、正誤表は購入後も公式ページで確認してください。
| 直前予想模試名 | 収録・付属 | 選ぶ理由 | 商品リンク |
| 本試験をあてる TAC直前予想模試 行政書士 | 予想問題3回分と2025年度本試験。取り外し式問題・答案用紙、解答用紙ダウンロード、読者向けWeb講義 | 予想模試に加え、最新本試験と解き順・時間配分の情報も一冊で確認したい | 詳細を見る |
| 合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試 | 予想模試の答案用紙ダウンロードに対応。独学道場では解き方講義と法改正講義の対象教材 | 法改正の整理と模試演習を同じシリーズでつなぎたい | 詳細を見る |
| 出る順行政書士 当たる!直前予想模試 | 予想問題3回分と2025年度本試験。取り外し式問題・答案用紙、出題予想・重要論点、記述式の無料解説動画 | 出る順シリーズとの連携と、記述式の解説動画を使いたい | 詳細を見る |
結論:一冊目は主教材との接続で決める

三冊の優劣を決めるより、解いた後にどこへ戻るかを先に決めます。
- 合格革命を主教材にしているなら、同シリーズで法改正と復習先をそろえる
- 出る順を主教材にしているなら、章立てや用語のつながりを生かす
- シリーズを問わず、最新本試験と時間配分まで一冊で試したいなら「本試験をあてる」を見る
市販模試は、解説を読んで完結する教材ではありません。間違えた論点を基本テキストと過去問へ戻すため、主教材との接続が弱い本を選ぶと復習の手数が増えます。
公開模試と市販の予想模試は役割が違う

| 比較項目 | 市販の直前予想模試 | 予備校の公開模試 |
| 主な役割 | 自分の都合で本番形式を練習する | 会場環境・全国順位・第三者採点を得る |
| 受験日時 | 自分で設定 | 会場日程や提出期限がある |
| 成績データ | 原則として自己採点 | 個人成績表や受験者データがある |
| 記述 | 自己採点が中心 | 採点・添削が付く場合がある |
| 向く用途 | 時間配分の反復、解答順の比較 | 本番環境、現在地、答案の外部評価 |
市販模試で公開模試の全機能を代替しようとせず、必要な機能だけを組み合わせます。会場慣れが必要なら公開模試を一回、時間配分を繰り返したいなら市販模試という分け方ができます。
何冊買うかは、解ける回数ではなく復習できる回数で決める
まず一冊で十分です。三回分を本番どおりに解けば、採点を含めて九時間以上かかります。そこから六十問ずつ失点理由を分類し、基本テキストと過去問へ戻る時間が必要です。
二冊目を追加してよいのは、次の条件を満たしたときです。
- 一冊目の全回で復習が終わっている
- 解答順と見切り時間が固まっている
- 同じ種類の失点が減っている
- 二冊目で確認したい課題を一文で言える
「まだ不安だから」は追加理由にしません。不安を、知識、時間、記述、基礎知識、会場慣れのどれかへ分けます。
直前予想模試の使い方
1回目:本番条件を崩さない
- 試験開始時刻を本番に合わせる
- 途中でテキストやスマホを見ない
- 各科目の終了時刻を記録する
- 迷った問題と、根拠なく選んだ問題に印を付ける
- 記述も空欄にせず、その時点の答案を書く
採点後:正誤ではなく原因を残す
間違いを「知らない」「混同」「読み違い」「時間不足」に分けます。正解でも根拠を説明できない問題は、偶然正解として復習します。
解説の知識を丸ごとノートへ写す必要はありません。基本テキストの戻り先と、次に同じ形式が出たときの判断を一行だけ残します。
2回目:一つだけ条件を変える
科目順を変える、記述へ入る時刻を決める、迷った問題を切る時間を決める。複数の条件を同時に変えると、何が改善につながったか分かりません。
3回目:本番手順を固定する
最後の回は、新しい解き方を試す場ではありません。本番で再現する科目順、見切り時間、マーク確認、記述の着手時刻を固定します。
予想問題を「当たるか」で選ばない
予想が本試験に出るかは、受験前には確定できません。直前予想模試の価値を的中だけに置くと、外れた論点の復習を軽視します。
見るべきなのは、初見の問題で条文・判例・制度趣旨から選択肢を切れたかです。知らない問題に出会ったときの判断手順は、本試験でも使えます。
よくある質問

過去問を終えてから解くべきですか?
主要科目の過去問に一度触れ、本番形式で観測する材料ができてから使うほうが復習しやすいです。過去問が完全になるまで待つ必要はありません。
同じ模試を解き直す意味はありますか?
問題を覚えているため、二回目の点数を実力判定には使えません。ただし、判断根拠を再現できるか、時間内に処理できるかの確認には使えます。
点数が150点を超えたら合格圏ですか?
一回の予想模試の点数だけでは判断できません。問題の難易度、記述の自己採点、偶然正解を含むためです。点数より、合格基準を満たす得点構造を再現できるかを見ます。
まとめ:一冊を本番手順の実験台にする
2026年版の主要3冊は、いずれも本番形式の演習と直前情報を扱います。違いは、主教材との連携、最新本試験、法改正、動画などの補助機能です。
まず一冊を選び、三回分を解きっぱなしにせず、解答手順と復習先を固定してください。まだ買う目的が曖昧なら、直前予想模試の判断軸へ戻ると、今必要なのが市販模試か公開模試かも切り分けられます。