行政書士試験でまさかの不合格?!一般知識の足切りをクリアできる勉強法

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「行政書士試験の一般知識は、どう勉強すればいいかわからない」

一般¨常識¨だと思いきや、
出題されるのはセンター試験レベルの問題ばかり。

56点中24点を取れなければ、
180点を越えても足切りで不合格になる。
なのに、勉強する範囲は膨大で、ヤマを張ることもできない。

とても、一年で勉強できるものではありません。

一般知識は6問だけ得点すればいい!4割で足切り回避

そこで、私は、

「行政書士試験の一般知識は、全14問。
そのうち、6問正解できればいい。」

という勉強法を考えました。

つまり、24点を取るだけの勉強をすればいい、
と割り切ったのです。

実は、一般知識には、出題内容がある程度わかっている分野があります。

情報通信・個人情報保護法と文章理解、
この2分野を得点源にすることが一般知識攻略の秘訣なのです。

予告メモ
※2023年9月28日の官報で行政書士試験の実施に関する告示の改正が公布されました。2024年度からの変更点は、「政治・経済・社会」分野は一般知識に一新され、「行政書士関連法(行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法等)」分野を新しく出題するようになります。また、従来の一般知識科目は基礎知識科目に名称変更されます。当サイトでも順次勉強法の改善をしていきます。
参照:インターネット官報より

 

一般知識は出題の予想ができる分野を得点源にする

政治・経済・社会は、本当に色々な出題があります。

歴史、領土問題、金融、環境問題、
日本政治、海外政治、今年の社会情勢・・・。
なにが本試験で出るのか、スクール講師ですら予想ができません。

今までの、あなたの経験や知識、本試験中のひらめきが必要です。

情報通信は、IT用語を知っていれば、
個人情報保護法は法令を知っていれば答えられます。

勉強する範囲もさほど広くなく、暗記で太刀打ちできる。

だからこそ、得点源にすべきなのです。

また、最近10年間の行政書士試験で、
一般知識はどのような出題傾向にあるのか。

全14問中、
 政治・経済・社会:6~8問
 情報通信・個人情報保護:2~4問
 文章理解:3問

出題数に変動はありますが、だいたいこのような形です。

注目したいのは、文章理解が必ず3問あるということ。
これは、対策して点数を取れるようにしたいですよね。

では、分野別に一般知識の勉強法について話します。

 

情報通信・個人情報保護法は得点源にする

この分野は、3つの出題パターンに分かれます。

1.IT分野に関する制度や技術について
2.IT用語の説明
3.個人情報保護法・情報公開法・公文書管理法

特にIT分野は得意な人、苦手な人に分かれると思います。

ただ、苦手とは言っても、知らないからという理由で
食わず嫌いになっている可能性があります。

VR、SNS、ブログ、Twitter、
クラウド、IoT、ビットコイン・・・

実際に、行政書士の本試験で出てきた用語です。

聞いたことがあるかも、と思いませんでしたか?

IT用語は勉強するのに良いサイトがあります。
≫国民のためのサイバーセキュリティサイト(別サイト)

ページ右下の「用語辞典」から見ることができます。
用語を厳選しているので息抜きに調べてみましょう。
試験の時に役立つはずです。

そしてIT分野は、実践できるものには手を付けてみましょう。

そして、個人情報保護法。一般知識で法令が出てきます。
しかし、民法みたいに複雑な事例は出てきません。

条文が頭に入っていれば、
暗記で答えることができる、といっても良いでしょう。

比較問題が多く出題される傾向にあります。

個人情報保護法と、行政機関個人情報保護法との違い。
情報公開法と公文書公開法の比較ですね。

感覚的には、行政法の条文問題に似ています。

やればやるだけ点数が安定するので、
これから行政書士試験を受けるあなたは、
ぜひ、得点源にしてください。

勉強教材は模試や予想問で十分でしょう。
余裕がある人は、予備校の直前講座を受けるのもありです。

伊藤塾の行政書士講座では
情報通信・個人情報保護法の単発講座があります。
対策しにくい分野は予備校の力を頼るのも戦略です。

※公式ページ上部の検索窓を使うと探す手間が省けます。

 

文章理解も2問は正解できるようにする

行政書士試験では、

1.文章整序(選択肢の文章を並び替える問題)
2.空欄補充(文章中の空欄に適語(文章含む)を当てはめる問題)

この2種類の出題が非常に多くなっています。

「国語の問題って、センスがないと解けないでしょ」
私は、そう思っていました。

「コレだ!」と思って解いても、よく読むと違っていたり
「こんな感じだろう」と感覚で解くと、まったくハズレていたり
正直、どうやって勉強していいのか、わかりませんでした。

私は、センター試験の勉強法を応用して、得点源にしたのです。

「いや、そんなこと言われてもわからん」

と言うあなたには、この一冊をおすすめします.

komuin takuitu chokan 2023 - 行政書士試験でまさかの不合格?!一般知識の足切りをクリアできる勉強法

出典:Amazon

この本には、下記に説明するように、
いかに論理的思考で文章理解を得点源にすべきか、
文章を読むためのルールがまとめられています。

直感ルールに従って解くことで、
得点できない文章理解が得点源にすることができるのです。

行政書士試験に頻出の
「文章整序」「空欄補充」について、
ポイントを下記に説明します。 

文章整序は接続詞、指示語に注目せよ

文章整序は、接続詞、指示語に注目して読むようにしました。

しかし、ところが、反対に、一方で、さらに・・・
こういう言葉に注目して、文章をつなげると、
面白いように正解したんです。

でも、接続詞ばかりで解けない問題もありました。
そんな時は、指示語(これ、それ、あれ、どれ)を手掛かりにします。

それでも解けないときは、
選択肢を見て、一番近いものをマークする。

それで、文章が変でなければOK。
これで点数が取れるようになりました。

最近の行政書士試験では、法令科目でも、
文章の並び替えが出題されるので、
訓練しておくと得点にもつながります。

 

空欄補充は、空欄前後を穴が開くほど読むべし

空欄補充は、文章中の空欄に用語や文章を当てはめていきます。

文章によっては、全部読まないと解けないものもありますが、
基本的には、空欄の前後を読むだけで、答えられるものがほとんどです。

前後の関係を読んで、当てはまりそうなものを選びましょう。

特に空欄直後に「言い換えると」とあれば、サービス問題。
同じ言葉を、より詳しく説明しているので、
その説明と合う言葉を選べば、正解できます。

空欄補充の勉強法は、法令科目の多肢選択にも応用できます。

多肢選択も、選択肢が20個あって、その中から
4つ選んで、文章を完成させる問題です。

わからない問題でも、
文章理解のテクニックを使えば、解けることがあるのです。

 

政治・経済・社会は世間の流行りを知っているかどうか

こればかりは、何が出るのか本試験を受けてみないと想像ができません。

私が受験したときは「蟹工船の作者は誰か」という問題が出たぐらいです。

「行政書士試験の一般知識で点を取るなら、新聞を読め、ニュースを見ろ」

という人がいるぐらい、本当に出題範囲が膨大です。
初心者が手を出して、効率のよい勉強はできないでしょう。

であれば、スクールの力を借りるのも一つの勉強法です。

模試や、直前講座は、出題可能性が高いものを厳選しています。

予備校が行う模試が始まる頃ならば、
情報も充実しているので、受験するべきでしょう。

「いやいや、独学で行政書士試験の勉強をしてるんだから、
スクールの模試なんて受けられないでしょ」

それができるんです。

公開模試や、単発の講座なら、
スクールに通っていようが、独学だろうが
受講料を支払うことで、受けられます。

もし、スクールの講座が受けられないのであれば、
センター試験用の参考書を解いてもいいですね。
他にも、ニュース検定準2級・2級が近い難易度です。

対策がしづらい分野ですが、完全に捨て問にすることはできません。

なにせ、14問中6~8問は政治・経済・社会からの出題です。
合格できる可能性を上げるために、少しで良いので勉強しましょう。

 

行政書士試験の一般知識は、24点取れるだけの勉強法を考える

一般知識攻略のキーワードは「いかに足切りを免れるか」です。

範囲が膨大と言っても、出題範囲が予想できる分野があります。
情報通信・個人情報保護法と文章理解でしたね。

この2つを対策することで、6問/24点を取れる可能性がグーンとあがります。

入念に勉強するなら、この2分野です。

得点のイメージは、
情報通信・個人情報保護法で2~3問、
文章理解で2~3問です。いや、文章理解は3問全部得点したいところ。

そうすれば、政治・経済・社会で1~2問正解すれば、
足切りを余裕でクリアすることができるのです。

≫各科目の勉強法をまとめた記事はこちら

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