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行政書士試験は500~1000時間の勉強が必要です。
1年で1000時間の勉強をするなら、
1日3時間の勉強時間が必要になります。
しかし、私の受験経験から、
合格に1000時間もいりません。
300~500時間あれば十分です。
▼500時間の勉強に必要な期間▼
1日の勉強時間 | 500時間達成までの期間 | 1週間の勉強時間 |
2時間/日 | 8.3ヶ月(250日) | 14時間/週 |
3時間/日 | 5.6ヶ月(167日) | 21時間/週 |
4時間/日 | 4.2ヶ月(125日) | 28時間/週 |
5時間/日 | 3.3ヶ月(100日) | 35時間/週 |
働きながら勉強するならば、
1日2~3時間が現実的です。
週14~20時間の勉強が目安になります。
勉強に必要な時間が決まっているのに、
とりあえず参考書を読んでいこう、
という勉強では残り時間がわからず、
高確率で不合格になります。
行政書士試験で、
不合格になった一番の理由が、
勉強時間が足りなかったなのです。
限られた時間で合格するためには、
学習効果の高いスケジュールが必要です。
行政書士試験に合格したときの勉強スケジュールを公開
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私は働きながら行政書士試験に合格しました。
その時に使っていた教材は6つです。
■基本テキスト(1冊)
■六法(1冊)
■五肢択一式過去問題集(6冊)
■記述式問題集(1冊)
■直前予想模試(3冊)
■予備校の公開模試(8回)
6つの教材を生かし、
私が実行した合格スケジュールが下記の表です。
勉強月 | 取り組んだ内容 | 月別 総勉強時間 | 勉強した 日数 | 1日平均 勉強時間 | 総勉強時間と 点数の関係 |
1月 | 基本テキストを読み上げる(1週目) | 39.0時間 | 29日 | 1.34時間 | |
2月 | 基本テキストを理解しながら読み上げる(2週目) | 33.7時間 | 26日 | 1.30時間 | |
3月 | 基本テキストの重要部分にマーカーを引く 五肢択一式問題集と基本テキストを交互に見ながら問題を解く(1週目) | 54.6時間 | 30日 | 1.82時間 | |
4月 | 五肢択一式問題集と基本テキストを交互に見ながら問題を解く(2週目) | 45.4時間 | 28日 | 1.62時間 | |
5月 | 他試験の五肢択一式問題集①②を買って解く(1週目) | 52.9時間 | 31日 | 1.71時間 | |
6月 | 他試験の五肢択一式問題集③を買って問題を解く(1週目) 基本テキストを読み直す時間を作る 直前予想模試①に取り組む | 54.2時間 | 30日 | 1.81時間 | |
7月 | 他試験の五肢択一式問題集④⑤を買って問題を解く(1週目) 予想問題集①に取り組む 記述式問題集に取り組む 公開模試①を受ける | 54.1時間 | 28日 | 1.93時間 | 333.9時間 公開模試で 184点獲得 |
8月 | 基本テキストを読み直す時間を作る 他試験の五肢択一式問題集①②③を解く(2週目) 直前予想模試②に取り組む 文章問題を一日一問ずつ解き始める 公開模試②を受ける | 93.4時間 | 30日 | 3.11時間 | |
9月 | 他試験の五肢択一式問題集④⑤を解く(2週目) 文章問題を1日1問ずつ解く 一般知識の勉強を始める 最初に取り組んだ五肢択一式問題に取り組む(3週目) 直前予想模試③に取り組む 公開模試③④を受ける | 74.6時間 | 29日 | 2.57時間 | 501.9時間 公開模試で 択一式のみで 180点を超える |
10月 | 他試験の五肢択一式問題集①②③④⑤に取り組む(3週目) 一般知識の勉強を並行して進める 公開模試⑤⑥⑦⑧を受ける | 66.0時間 | 28日 | 2.36時間 | 567.9時間 模試の得点 Max.240点 |
11月 | 基本テキストを読み返して知識の確認をする | 9.0時間 | 8日 | 1.13時間 | 576.9時間 行政書士試験 合格 |
私は1月から勉強を始めていたので、
結果的に問題集の量が増えましたが、
問題集や模試は半分ぐらいの量でも、
十分に合格を狙える勉強ができます。
300時間が180点に届く目安です。
500時間もあれば合格するには十分過ぎます。
勉強時間も大切ですが、
注目すべきはどのタイミングで、
どの教材を使っているかが重要です。
どういう流れで行政書士合格を目指すのかを、
上記スケジュールを見て参考にしてください。
教材を使う順番を間違えると500時間で合格はできない
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合格するためには教材を使う順番が重要です。
■基本テキスト
■六法
■五肢択一式過去問題集
■記述式問題集
■直前予想模試
■予備校の公開模試
どんな意図で教材を使うのか、
知っておかないと効率的な勉強はできません。
基本テキストから勉強する|六法をわかりやすく解説した教材
行政書士試験の勉強で初めにすることは、
知識を入れるインプット学習です。
基本テキストには、
本試験の出題頻度を徹底的に分析し、
合格に外せない知識を記載しています。
試験の傾向を知り頻出分野を理解し、
必要な勉強だけ行うべきなのです。
五肢択一式問題集は問題演習(アウトプット)に最適な教材になっている
知識を定着させるために問題演習が必要です。
勉強始めは基本テキストと連動した、
五肢択一式問題集を使うことで、
効率よく知識を吸収できます。
ただ、1種類の問題集だけでは、
アウトプットが不足しやすいんです。
特に試験全体の配点も高い、
民法と行政法は他試験の問題集を使って、
アウトプット量を増やし学力を上げましょう。
≫公務員試験の問題集が行政書士試験とレベルも似通っていて使いやすいです。
問題集で気をつけたいのが記述式対策です。
万能に見える五肢択一問題集ですが、
記述式問題の対策はできません。
記述式は書き方を知らないと、
得点源にすることができないため、
五肢択一式問題集とは別に用意しましょう。
記述式は得点できる文章の型を学ぶために問題集を解いて勉強しましょう。
本試験では過去問は出題されない|応用力を直前予想模試と公開模試でつける
基本テキストで知識を身に着け、
過去問題集を解いて学力を上げる。
これだけでは行政書士試験には合格できません。
本試験では過去問は出題されないからです。
見たことのない問題を解くことになります。
落ち着いて対応するために応用力をつける必要があります。
直前予想模試と公開模試は、
予備校が今年の出題を予想して作っています。
過去問とは違った問い方をします。
本当は勉強しているのに、
過去問とは違う問い方をされただけで、
解けなくなってしまう受験生は本当に多いんです。
勉強しているのに解けなくては意味がありません。
直前予想模試や公開模試に取り組み、
どんな問い方をされても答えられるように、
本番に向けて準備する必要があるのです。
合格するなら勉強スケジュールは必須|行政書士試験は旅行と同じ
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「勉強は積み上げなんだから、スケジュールはいらないんじゃない?」
学力を上げるには日々の積み重ねが大事です。
しかし、行政書士の本試験日は決まっています。
限られた時間で合格点に取らないといけません。
例えば2泊3日の旅行に行く時を想像してください。
帰りの時間から逆算して、
行きたい観光スポットを巡るために、
前々からスケジュールを立てて準備をするはずです。
行政書士試験も同じです。
本試験の日程は決まっている。
効率よく学力を上げるためには、
教材をどのタイミングで使うべきか。
自分が勉強に使える時間は○○時間、
勉強は○月から始めないといけない。
という思考になるはずです。
勉強スケジュールを立てないと、
勉強時間が十分なのかわからず、
必要なタイミングで教材を使えず、
不合格になる確率が格段に上がります。
勉強が遅れているのか進んでいるのか、
判断できるのもスケジュールがあるからです。
勉強が想像より遅れているなら、
巻き返す必要がありますし、
到底修正できないくらい遅れたとなれば、
勉強スケジュールの見直しも必要になります。
最短で合格するためにスケジュールを必ず作ってください。
合格のために必要な要素を整理して勉強スケジュールを作る
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行政書士試験に合格するには勉強スケジュールが必要です。
合格者の勉強スケジュールを見て、
教材使う勉強の流れはわかったけれど、
自分の状況に合わせるにはどうしたらいいのか。
勉強スケジュールを立てるには、
必要な要素を整理しなければいけません。
試験合格に300時間は最低限必要|1日の勉強時間まで細分化する
勉強時間と得点の関係から要素を整理していきます。
私の受験記録を参考にすると、
合格ラインの180点を超えるには、
最低300時間の勉強時間が必要です。
行政書士試験に必要な勉強期間は6ヶ月~1年といわれています。
最短合格である6ヶ月で合格を目指すとなると、
1日平均2時間勉強できれば360時間勉強できます。
1週間に14時間勉強すればいいのです。
教材を使うタイミングを時期に分けて明確にする|必要な勉強には期限がある
決められた時期に勉強を終える必要があります。
本試験は11月第2日曜日なので、
逆算して勉強の期限を決めましょう。
試験がある11月は勉強期間に入れず考えます。
10月は総復習をする時期。
9月は公開模試を受ける時期。
8月中に問題集を終わらせる。
6~8月でアウトプットする。
5月中にインプットを終える。
予想問題集や公開模試のことを考えると、
8月末までに問題集を終わらせるのは必須です。
勉強時期が違っていても死守してください。
以上を踏まえて勉強計画を立てると以下のようになります。
勉強月 | 取り組む内容 | 月別 総勉強時間 | 1日平均 勉強時間 | 総勉強時間と 点数の関係 |
5月 | 基本テキストを読みこむ(2週) | 62時間 | 2.0時間 | |
6月 | 基本テキストの重要部分にマーカーを引く 五肢択一式問題集と基本テキストを交互に見ながら問題を解く(2週) | 90時間 | 2.0時間 | |
7月 | ||||
他試験の五肢択一式問題集①②③を買って解く(2週) 基本テキストを読み直す時間を作る 直前予想模試に取り組む | 94時間 | 2.0時間 | ||
8月 | ||||
9月 | 記述式問題集に取り組む 一般知識の勉強を並行して進める 公開模試①を受ける | 60時間 | 2.0時間 | 306時間 公開模試で 180点超え |
10月 | 最初に取り組んだ五肢択一式問題に取り組む(3週目) 他試験の五肢択一式問題集①②③を買って解く(3週目) 公開模試②③を受ける | 62時間 | 2.0時間 | |
11月 | 基本テキストを読み返して知識の確認をする | 20時間 | 2.0時間 | 390時間 本試験合格 |
1日2時間の勉強すると考えているので、
勉強を休む日は考えていません。
休日の勉強時間は、
ある程度なら調整できるため、
1日で4時間勉強して1日休みでも大丈夫です。
おすすめは1週間に1日は勉強を休む日を作ることです。
スケジュール通りに勉強できればいいのですが、
実際に勉強を始めるとうまくいきません。
勉強進度が遅れることがあるのです。
勉強が遅れてしまったときに、
調整する日を用意しないと、
計画倒れになることがあります。
余裕を持ってスケジュールを立てましょう。
勉強が遅れたら挽回するな!三日坊主にならない秘訣はスケジュールを立て直すこと
勉強が続かない理由が遅れたら挽回することです。
「いやいや、遅れたら挽回しないと間に合わないじゃないか」
会社員なら仕事が遅れたら挽回するために残業をします。
仕事の〆切は絶対守らないといけないので、
作業が遅れていると分かった段階で、
残業などで埋め合わせをします。
しかし、残業で埋め合わせることは、
時間がないとできないことなんです。
行政書士試験の勉強では残業で埋め合わせはできません。
仕事が忙しくて2週間勉強ができなかった。
スケジュールを見たら想定していたより、
勉強がかなり遅れてしまっている。
1日3時間は勉強時間を増やさないと追いつかない。
会社員をしていて、毎日残業。
勉強できるのは1日2時間がやっと。
勉強時間を増やせるでしょうか。
無理なんです。
遅れたら挽回するという考えは捨ててください。
勉強が遅れたら方法はただ一つ。
もう一度スケジュールを立て直すのです。
遅れたものは取り戻せません。
今から勉強して、
本試験に間に合うためには、
どんな勉強法を取り入れるべきか。
不要な勉強はないか。
今から何ができるのかを考えましょう。
教材を絞って効率よく勉強できるよう逆算でスケジュールを考える
![【合格者の勉強スケジュールを公開】行政書士試験を500時間で合格する秘策 study 73 body5 - 【合格者の勉強スケジュールを公開】行政書士試験を500時間で合格する秘策](https://nakasai-gyouseigokaku.com/wp-content/uploads/2023/11/study-73-body5.jpg)
とりあえず目についた参考書から取り組もう。
時間のない中行政書士試験に合格するには、
教材も厳選してスケジュールを立てる必要があります。
私が合格したときに使った教材は6種類でした。
■基本テキスト
■六法
■五肢択一式過去問題集
■記述式問題集
■直前予想模試
■予備校の公開模試
教材の効果を最大限発揮するために、
どのタイミングで教材を使うかが重要です。
基本テキストを読む。
基本テキストと過去問に交互に取り組む。
さらに問題集を解いて知識を深める。
予想問題集や公開模試で応用力をつける。
予定通りに勉強を終わらせるためには、
逆算でスケジュールを考える必要があります。
旅行のように決められた時間の中で、
充実した時間を過ごすためには、
練りに練った計画が欠かせません。
勉強は知識の積み重ねなので勘違いをします。
毎日積み重ねていけばいつか合格する。
その『いつか』は、永遠に『いつか』のままです。
ゴールから逆算して、
現実味のあるスケジュールを立てなければ、
いつまでたっても夢は叶えられません。
自分を客観視するために不可欠な勉強法がスケジュールを立てることなのです。
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