毎年4万人が受験する行政書士試験。
受験者数の多さからも、
人気資格であることがわかります。
税理士や司法書士と同じ、
士業の仕事ができることも、
人気の高さの1つです。
行政書士になるためには、
合格率10%の壁を超える必要があります。
勉強時間を確保しなければ、
合格することはできません。
しかし、難関資格と呼ばれる行政書士試験に、
合格するだけでも大きなメリットがあるんです。
行政書士を取得する6つのメリット
行政書士を取得するメリットは6つあります。
■ 未経験からでも独立を目指せる。
■ 他の法律系資格より取得しやすい。
■ 就職・転職に有利
■ 行政書士は生涯現役で活躍できる
■ 法律知識が身につく
■ 他の法律系資格の足掛かりになる
行政書士試験に合格することは、
独立開業することをイメージしがちですが、
資格を持っているだけでもメリットがあります。
未経験からでも独立を目指せる
未経験でも独立できる資格は行政書士だけです。
他士業では、
実務経験を積むことが、
独立する条件になっています。
今の現状を変えたくて、
資格を使って独立したい、
起業家になってバリバリ稼ぎたい、
という人におすすめの資格なんです。
他の法律系資格より取得しやすい。
行政書士は法律の登竜門と呼ばれる資格です。
難関資格といっても、
弁護士や司法書士と比べると、
試験難易度はグッと低くなります。
例えば、法律系資格の最難関である、
司法試験に合格するとなると、
勉強は5000時間以上必要です。
4年間勉強して不合格もありえます。
行政書士は試験範囲も狭く、
出題科目にも偏りがあるので、
500時間程度の勉強で合格を狙えます。
半年から1年の勉強で結果が出るので、
チャレンジしやすいことがメリットです。
就職・転職に有利
行政書士を取得しているから有利。
という企業もありますが、
就職するときにアピールできます。
世間的にも行政書士は、
難関資格であるという、
認識を持っている人ばかりです。
合格するために並々ならぬ努力をしたことを、
就職や転職時にアピールすることができるんです。
継続力、忍耐力、計画性など、
働くうえで必要なスキルを持っていると、
資格を通してアピールできるので、
取得しているとメリットがある資格なのです。
行政書士は生涯現役で活躍できる
最大のメリットと言ってもいいでしょう。
行政書士には資格の有効期限がありません。
いつでも行政書士になれるチャンスを、
作ってくれる資格なんです。
事務所を立ち上げ独立すれば、
定年関係なく仕事ができます。
法律知識が身につく
実際勉強してみると、
契約や相続など身近な問題とリンクする、
内容もあり知識が深まったと感じました。
行政書士試験で出題される問題は、
日常生活に関わりのある内容が多くあります。
仕事で法律の知識を使うことが無くても、
日常の知恵として活用することもできる、
そんな役割を果たしてくれます。
他の法律系資格の足掛かりになる
法律系資格の登竜門と言われるぐらいなので、
行政書士取得は最低限の法律知識を、
学ぶことができます。
行政書士の仕事が、
他士業と連携する機会が多いのもあって、
試験勉強で学ぶことは他の法律系資格の、
基礎になっていることが多いんです。
私の友人に、
行政書士試験を合格してから、
司法書士試験に合格した人がいます。
まずは行政書士試験に合格することを目標にし、
取得したら他資格を取得するといった、
ステップアップを考えることができます。
行政書士が人気な理由3つ
行政書士の取得はメリットが多くあります。
合格率10%の難関資格なのに、
毎年4万人も受験する理由は、
3つあると考えています。
■ 誰でも受験できる
■ 独立開業しやすい
■ 資格は生涯有効
メリットの中で話した内容もありますが、
上記3つが大きな要因だといえます。
誰でも受験できる
行政書士試験は受験資格がありません。
年齢・国籍・性別・学歴問わず、
誰もが受験できる試験です。
15~78歳まで合格者がいるので、
中学生から高齢者まで条件を問わず、
様々な人が合格を目指せる試験です。
特に、今までの人脈や経験を活かして、
独立したい人にはメリットが大きい資格でしょう。
独立開業がしやすい
行政書士は士業の中でも珍しく、
試験合格後すぐに独立ができます。
税理士なら2年間の実務経験、
司法書士なら3つの新人研修を受けて、
初めて独立する条件を満たせます。
試験合格だけで独立できるのは、
行政書士だけの特権とも言えます。
しかも、開業費用を安く抑えられます。
必要な備品は日常生活で使うものが多いですし、
なにより自宅で開業できることがメリットです。
初期投資が抑えられるのは、
独立のハードルを下げる、
大きな要因の1つです。
資格は生涯有効
行政書士試験に合格すれば、
資格は生涯有効です。
行政書士の業務は幅広く、
許認可申請、契約書作成、相続相談など、
これまでの人生経験をフル稼働できる職業です。
行政書士事務所を構えれば、
やり方次第では年収1000万円も狙えます。
生涯現役であり続けられる数少ない職業です。
行政書士を取得するメリットは大きい
行政書士として働くことはもちろんのこと、
法律知識を深める、自分の武器を作る、
他資格を取得してスキルアップするなど、
メリットが大きい資格です。
士業でありながら、受験資格はなく、
法律系資格の中でも難易度が低いため、
キャリアアップにもつなげやすい資格です。
受験してみようと思った方は勉強を始めましょう。
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