12月末頃には書店に新しい参考書が並びます。
色々な出版社から販売されるので目移りします。
行政書士試験の勉強には、どの参考書が良いのか。
と思いながら本棚を探すと入門書と書かれた参考書に目が止まる。
「初めて法律を勉強するし、まずは入門書から読んでみるか」
入門書はスラスラ読めるため自信もつきます。
「行政書士試験って難しいって聞いたけど合格できそうだ」
本当に入門書を読んで合格できるのか。
なぜ基本テキストと書かれた参考書があるのか。
実は入門書と基本テキストは役割が全然違うんです。
内容が簡単だからという理由で、
入門書で勉強すると不合格になります。
入門書は基本テキストのダイジェスト版|合格に必要な知識は載っていない
入門書はやさしい表現で書かれていることがあります。
科目ごとに、どのように勉強すると効率が良いか、
と、いうことが書いてあったりします。
ただ、基本テキストと読み比べてみると、
明らかに入門書に書いていないことが、
基本テキストには書いてあるのです。
実は、入門書だけを読んでいても、
合格ラインの180点を取ることはできません。
入門書は基本テキストのダイジェスト版だからです。
基本テキストで勉強することで、
180点を取れる知識が身につくのです。
なぜ、勉強するには情報量が少ない入門書が売られているのか。
行政書士試験のことを知らない人に、
試験の内容を知ってもらうためです。
行政書士試験に必要な知識をダイジェストで学び、
勉強を始める前に法律の全体像に触れることで、
勉強を始めるハードルを低くしようとしているのです。
ですが、あなたは、
「行政書士になる」と固く決意しているはずです。
入門書は必要ありません。
必要な情報は基本テキストに載っています。
基本テキストではじめから勉強してください。
勉強期間にゆとりがあるなら入門書を使って全体像を把握する
限られた時間で勉強するなら入門書は必要ありません。
ただ、勉強期間にゆとりがあるなら、
入門書で勉強して全体像を頭に入れましょう。
■本試験が終わったばかりで時間を持て余している。
■年内から勉強を始めたいが基本テキストがない。
■本試験まで10ヶ月以上あるから基礎固めしたい。
入門書は基本テキストが販売される前に書店に並びます。
参考書名 | 行政書士 みんなが欲しかった! 合格へのはじめの一歩 | 合格革命 行政書士 スタートダッシュ | うかる! 行政書士 入門ゼミ |
表紙カバー | |||
おすすめ度 | No.1 | No.2 | No.3 |
価格 | 1,760円 | 1,760円 | 1,760円 |
総ページ数 | 420ページ | 276ページ | 264ページ |
販売元予備校 | TAC | Wセミナー (TAC) | 伊藤塾 |
特徴 | 毎ページ図表が取り入れ られており、初心者でも わかりやすく理解できる | 文章を補足説明するように 図表が入れられており、科 目の概要をつかみやすい | ほとんどが文章による解説 で図表は少ない。読み物と して理解するのに最適な作り。 |
購入リンク | 購入 | 購入 | 購入 |
本試験まで10ヶ月以上ある場合は入門書を読むことをおすすめします。
一番のおすすめは、
みんなが欲しかったシリーズです。
毎ページに図表が入っており、初心者でも理解しやすいです。
フルカラーで文章を読みながら、
わからないところは図表で理解したい場合は、
合格革命シリーズが見やすい作りになっています。
法律専門の予備校である伊藤塾の入門書も、
フルカラーでわかりやすく解説されています。
これから勉強しようと思ったときに、
基本テキストがないから勉強を待とう、
というのは時間がもったいありません。
入門書で先に試験の全体像を、
理解しておいた方がお得です。
行政書士試験の勉強を始めたばかりのときは、
いかに早く全体像を頭の中に入れるのかが、
勝負の分かれ目になります。
法律を勉強するときは、
大枠を知ってから細かいところを詰めていく。
この順番で勉強をした方が効率が良いんです。
大枠を知るために入門書が役に立つんです。
基本テキストを読んでもわからないところがあるときは入門書で勉強する
基本テキストを読んでいてわからないときにどうするか。
予備校に通っていれば講師に質問できますが、
独学の場合は教えてくれる人がいません。
「わからないところが多すぎる」
疑問点が多くなれば多くなるほど、
勉強に挫折する確率が高くなります。
基本テキストを読んでもわからないときは、
入門書を読んで勉強することをおすすめします。
やさしい表現で書かれているので理解しやすいのです。
初心者でも入門書を買う必要はない|勉強がわからなくなったら活用する
入門書は基本テキストのダイジェスト版です。
入門書を読んだ後に、
基本テキストで同じことを勉強するので、
初心者であっても入門書を使う必要はありません。
入門書に書いてある内容は、
合格点を取れる情報量ではないのです。
時間が限られている中で勉強するのですから、
合格点を取れるだけの情報が詰め込まれた、
基本テキストではじめから勉強しましょう。
法律は何度も反復学習することで理解が進みます。
一回読んでわからなければ二回読む。
二回読んでもわからなければ三回読む。
何度も基本テキストを読んで理解を深めていきます。
ただ、基本テキストを読んでいても、
どうしても理解できない内容が、
出てくる場合があります。
わからない知識があると挫折します。
基本テキストでわからないことがあれば、
入門書を読んで学んでほしいのです。
やさしい表現で書かれているので、
基本テキストよりも理解が進むはずです。
合格した私がおすすめする入門書は合格革命シリーズです。
受験生の間で人気の参考書ですし、
内容もわかりやすく作られています。
入門書がわかりやすいといっても、
勉強の中心は基本テキストです。
1月に入ったら入門書の勉強を終えましょう。
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