行政書士に合格すると周りの見る目が変わる!開業直後の実話まで暴露

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念願の行政書士試験合格、おめでとうございます!

1年で結果が出る試験とはいえ、
勉強を継続するのは大変だったでしょう。

私も合格したときは1日中合格証を眺めていたぐらいです。

水を差すようで申し訳ありませんが、
合格することがゴールではありません。

行政書士として開業をして、
困っている人の役に立つこと、
これが最初に掲げた目標だったと思います。

「いやいや、そんな高尚な目標なんかなかったよ」

・・・かくゆう私も、
きっかけはサラリーマンを辞めたいというのが動機でした。

なので、やっと行政書士に合格できた、という気持ちはよくわかります。

ただ、解放された気分ではないでしょうか。

行政書士試験合格後は目の前に道が開けたような、
そんな感覚が私にはありました。

いつ退職しようか、と考えていたぐらいです。

ただ、この合格後から開業直後までの間は、
特に気を引き締めてください。

本当に周りの見る目が変わります。

油断するとトラブルに巻き込まれることがあるんです。

 

行政書士試験に合格すると周りの見る目が変わる

私は、合格したときは親と親しい友人に報告しました。

「おめでとう」

「ようやく一歩進めるな!」

と励ましの言葉をもらったことを今でも覚えています。

ただ、合格したことで少し困ったことも起こりました。

遠縁の親戚から

「行政書士に合格したんだろ?こういうのやってくれないか」

という声がかかったのです。
普段はまったく関りがなかった人からです。

その時は、
行政書士の開業登録が済んでいなかったため、
合格しただけでは業務ができない事、開業するまで待ってほしいことを伝えました。

そのことを伝えたときの、
相手の不満そうな顔が引っ掛かったのですが、
相手は、そういうものなのか、と、
その時はすんなり引き下がってくれたのです。

 

行政書士の開業登録をするまでは業務ができない

行政書士に合格したことは、
本当に親しい人にしか話していなかったのに、
うわさが広まるのは早いということを実感しました。

本当に色々な人から励ましの声をいただきました。

あまり関りが無かった人からも、

「行政書士になるんだってねぇ」

と声をかけられました。

なかには、先ほどの遠縁の親戚のように、
この手続きをやってほしいと、お願いしてくる人もいたぐらいです。

しかし、合格しただけでは行政書士の業務はできません。

声をかけてくれるのが嬉しくなり調子に乗るところですが、

「行政書士の開業登録をするまでは受けられない」

と会う人会う人に説明していました。

しっかり説明することで納得する人が多かった半面、
やはり、不満そうな顔をする人も一定数いたのです。

「なぜ、不満そうな顔をするのだろう、他の行政書士に頼めばいいのに」

私は毎回そんなことを思っていました。

この時は、この件で頭を抱えることになるとは思ってもいなかったのです。

 

開業当初が一番トラブルに巻き込まれやすい

今なら、合格直後に声をかけてきた人が、
不満そうな顔をした理由はわかります。

開業したら無料で代行してもらえる、
という思いがあったのでしょう。

その時は、すんなり引き下がったのですが、
開業した後が大変だったのです。

 

身内からの無料相談が一番困る

合格してから数か月後、
滞りなく開業登録を済ますことができたので、

「行政書士業務ができるよ」

と声をかけてくれた人に伝えて回っていたのです。

手続き自体は、
書類を作ってくれといった、
簡単なものだったんです。

なので、

「このくらいなら、すぐできると思うよ。○○円になるけど良い?」

と言った瞬間、相手がゴネ始めたのです。

「知り合いなんだからさ、無料でやってくれよ」

「簡単なんだろ?ほかで頼むと料金が高くてさ」

この時、不満そうな顔をしていた理由が、ようやくわかったのです。

知り合いだから無料でやってくれる、
と相手が思い込んでいたのです。

私としては仕事だから、
料金を払ってもらうのは当然だと思っていました。

責任をもって書類を作りたかったので、
報酬をもらうことは当たり前だと考えていたのです。

ですが、合格後に声をかけてきた人は違ったんですよね。

親戚付き合いもあるので、
なんとか納得してもらって書類を作成しましたが、
さすがに、あの時は焦りました。

下手に突き返すと、
人間関係にヒビが入りかねません。

友人であろうと、
身内であろうと、
縁を切った方が良いのかもしれませんが・・・。

本当に人を見極めないといけない、と思った経験でした。

 

鳴り響く営業の電話

行政書士開業後に困ったのが鳴りやまない電話です。

携帯電話番号で事務所登録をしていたのですが、
毎日のように電話が鳴るんです。

電話に出てみると、

「○○先生のお電話であっているでしょうか、わたくし△△と申しまして」

ここまでなら、依頼をするために電話をかけてきたのかな、と思います。

しかし、

「先生、ホームページは作っておられますか?」

「弊社ではインターネットを利用した集客をメインにしておりまして・・・」

という内容ばかりだったのです。

もう分かりますよね。そう、営業の電話だったのです。

開業して半年ぐらいは、
こういった営業の電話を取り続けていました。

おそらく、行政書士名簿に新しく掲載された人にかけているんでしょうね。

合格後の件もそうですが、
開業直後の電話にも、
かなり疲労が溜まったことを覚えています。

 

行政書士開業者はひよこ狩りに気をつけろ

行政書士試験に合格して、
開業登録した人には注意してほしいことがあります。

それは『ひよこ狩り』に合わないでほしいということです。

「ひよこ狩りって何?」

と思ったかもしれません。
行政書士に合格して開業した直後では右も左も分かりませんよね。

そんな初心者に付け込んで、

「実は稼げる良い方法があるんです」

と言ったように言葉巧みに営業してくる人がいるのです。

その口車に載せられ、
何十万円もの高い商材を買ったが最後、騙されます。

商材を買ったが稼げない、
となると実はこの商材も必要で、
と、また新しい高額商品を進めてくるのです。

これが『ひよこ狩り』の実態です。

開業当初だけでなく、
合格直後から外堀を埋められる人もいます。

中身のない商品を、
さも良さそうに紹介し、

金品をまき上げて行くのです。

特に開業当初は、

「とにかく稼がないといけない」

という思いが強いので、
引っ掛かってしまう人が多いのです。

 

甘い言葉をかけてくる人には要注意

本当に高い商材を買って、
その通りにやれば稼げるのであれば、
「行政書士は食えない」なんて情報が、
インターネットに出回るはずがありません。

稼ぐ方針はあるけれど、行政書士もビジネスです。
絶対はありません。

絶対に稼げるという甘い言葉に惑わされないでください。

厳しいことをいいますが、
そんな言葉で騙されるようでは、
法律を扱う行政書士としては、

少し判断が甘いと言わざるを得ません。

しかし、開業当初は営業の電話が毎日のようにかかってきます。

手口が同じなので、
私は営業のやり方を電話から学んだぐらいです。

そのぐらいの度量は必要なのです。

行政書士として開業したら個人事業主です。
成功も失敗も自己責任であることを自戒にしましょう。

 

身内であってもビジネスだということは忘れるな

営業の電話は、

「いりません」

の一言で終わるのですが、身内の相談は厄介です。

無料でやってくれと言われたときは、
さてどうするか、と頭を抱えたぐらいです。

しかし、
ここでうまく交渉できなければ、
今後の行政書士業務もうまくいくはずがありません。

親戚ならある程度付き合いがありますから、
こんこんと説明すると納得してくれることが多いのです。

ただ、行政書士として開業したからには、
赤の他人の悩みを解決していく必要があります。
上手にコミュニケーションが取れなければ信用に関わります。

「あそこの行政書士は傲慢だ」

なんてうわさが立ってしまったら大変です。

自分ではそんなつもりではなかったのに、
悪評が瞬く間に広まり、せっかく開業したのに、
仕事の依頼が入ってこなくなる可能性だってあります。

何のために行政書士試験に合格したのか分からなくなります。

特に身内からの無茶ぶりは試練だと思って、
営業スキルを磨く場にしてください。

 

 

行政書士試験に合格してからが本番

行政書士試験に合格したらバラ色の人生が待っている。

そのように考える人もいますが、現実はこんなものです。

行政書士を目指している人、
合格してほっとしている人の、
夢を壊してしまったら、ごめんなさい。

しかし、知らないと破滅してしまうぐらい大事な話なのです。

行政書士試験に合格すると
本当に周りの見る目が変わるのを実感します。

無料で仕事をやってくれと頼む身内、
高額商品を売りつけようとする業者、
おそらく、どの行政書士も通った道でしょう。

しかし、ここでへこたれてはいけません。

行政書士を頼ってくるお客様の中には、
本当に慎重に対応をしなければならない方もいます。

人生に関わる相談をしてくる人もいるからです。

そんな人の助けになれますか?
ぜひ、なってほしいです。

行政書士試験に合格した後も、いつまでも勉強の連続です。

開業してからが本番だと心得ておきましょう。

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