行政法を得点源にしろ!行政書士試験に合格するための勉強法

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「行政法を勉強していも全然理解できない」
 
「どうやって勉強していいのかわからない」
 
こういったことを、よく耳にします。

しかし、行政法を勉強しないわけにはいきません。 
行政書士試験の合格のカギを握るのは、間違いなく行政法だからです。

 
300点満点の試験で112点が行政法に配点されています。
100点を超える配点は、行政法以外にありません。
これは、得点源にすべきですよね。
 
ですが、受験生に聞いてみると、
 
「分かっているつもりだったけど、問題を解いても点数が悪い」

「すごくよく解ける分野と、まったく解けない分野がある」

というように、行政法の点数が伸び悩んでいるのが現状です。

なぜ、こういうことが起こるのでしょう?

 

行政法は色々な法律の寄せ集めだからイメージしにくい

行政法が「日常生活では、なじみがない」からなんです。

例えば、「行政庁」といったところで、
すぐに想像できるでしょうか。

「え?行政庁?警視庁の仲間かな?」

勉強を始めた頃の私は、本気でそう思っていました。
 
用語一つ一つをとっても、具体的にイメージできませんでした。

これが民法だと、
話の中心が「人」なので 、イメージしやすくなります。
 
特に、お金の貸し借りは、誰もが興味を持つので、
貸している人、借りた人といったイメージができるんですね。

その一方で、行政法は、そうはいきません。
 
話しの中心が「行政」という漠然としたものなので、
イメージがしづらい。

しかも、
役所に書類を提出することは、
日常生活で、何度もやることではありません。
 
そういうことが重なって、

「あぁ、なんか自分には関係のないところで話が動いている」
 
と感じてしまいます。
これが、行政法ってよくわからない、と感じる理由です。

そうであれば、具体的にイメージできれば良いんです。

 

時には力技な勉強法も必要

「いや、イメージできないから困っているのですが・・・」

と思うかもしれません。

日常生活でもなじみがありませんからね。
 
想像する方が難しいと思いますが、それならば、力技です。
ムリヤリ想像してください。

例えば、
あなたが喫茶店をやるとして、お店を持つには、
営業許可を行政からもらわないといけません。

提出した書類が通れば問題ありませんが、通らなかったらどうしますか?
 
営業許可がとれなかったら、お店の営業はできませんから、
書類が通らなかったことに不服があるはずです。
 
では、どうやって不服を伝えたら良いのか。
 
というように、営業許可を取る流れをイメージするのです。
本当の手続きがどうとか、考えてはいけませんよ。
 
自分がイメージしやすい方法を見つけるのです。
 
行政法攻略の第一歩は、このイメージしにくい法律を
どれだけ、具体的にイメージできるかが鍵になります。

それを踏まえた上で、効率的な勉強法を考えましょう。

 

行政法は手続きの流れを意識する

まず、理解すべき法律はこの3つです。

・行政手続法
・行政不服審査法
・行政事件訴訟法。

この3つの法律は、行政手続きに関係した法律です。
 
どのように関係しているのかというと、

・行政手続法は書類を提出するまでの法律
・行政不服審査法と行政事件訴訟法が、書類を提出した後の法律

と、手続きの様子から、2種類にわけることができます。
 
こういった意識をもって勉強すると、
なぜ、この法律があるのか、わかるようになります。
行政法は暗記科目ですが、理解する勉強法を実践していきましょう。
 
さらに加えるとすれば、条文を見比べて、お互いの法律で、
似ているところと、違っているところが比べられると良いですね。
 
行政法で点数が伸びない一番の原因は、
条文を覚えていないことにあります。

一字一句覚える。
というところまでこだわり抜いてください。
そのぐらい、細かい知識を問題にしてきます。
 
その細かい知識を覚えるためにも、
 
「どうしてこの法律があるのか」
 
と、その役割をかならず意識しましょう。
 
行政書士試験で一番暗記することが多い科目ですが、
理解して覚えるのだ、ということを意識すると良いですね。

 

地方自治法と行政事件訴訟法はボーナス問題

行政法では、地方自治法と
行政事件訴訟法を得点源にする勉強法がおすすめです。

というより、得点源にしてください。
 
行政書士受験生が最も苦手にしている分野なので、
得点源にするだけでライバルに差をつけることができます。
 
苦手にする理由は2つ。

・条文をキチンと理解していないといけない。
・比較する問題が多い=覚えることが多い。

つまり、
地方自治法は、単純に覚えることが多く、
行政事件訴訟法は、行政不服審査法との比較問題が多いから苦手になるのです。

 
どちらも、覚えることが多いのには、変わりないのですが、
知識が整理されていないため、点数に結びつかないのです。
 
その対策として、
最近は、テキストにも比較表が載っているので、
しっかり覚えることで、得点源にすることができます。

 

行政法に特別な勉強法は必要ない

ここまで読んで気づいたと思いますが、
行政法の勉強法は条文の暗記がほとんどです。
 
試験では、
重箱の隅をつつくような問題を出して、受験生を困らせます。
 
しかも、
日常生活との関わりが薄い法律ですから、記憶にも残りにくい。
そういった状況をうまく利用して、難しそうな問題を作ります。
 
でも、実際はそうではありません。
 
行政法が、手続きに関する法律だということを知って、
何のために、この法律があるのかを理解しながら勉強すれば、
意外と問題が解けるようになり、得意科目にもすることができます。

 
行政書士試験に、行政法は切っても切れない関係にあります。
 
この分野で得点できるようになった時、初めて法律が読めるようになります。
 
暗記だけど、理解する、この勉強法を意識して実践しましょう。

≫各科目の勉強法をまとめた記事はこちら

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