行政書士試験に落ちる人には共通点がある。
ただし、それは単純な「勉強不足」ではない。
むしろ逆。
本当に危険なのは、
“真面目に頑張っている人”だった。
当時の私は、
毎日勉強していた。
問題集は11冊。
勉強期間は9ヶ月。
それでも結果は110点。
今振り返ると、原因は明確だった。
努力不足ではない。
“努力の方向”が崩れていた。
なぜ真面目な人ほど危険なのか

真面目な人は頑張れる。
だから、
- 教材を増やせる
- 長時間勉強できる
- 情報収集できる
- 苦手分野にも向き合える
でも、それが危険。
なぜなら、
方向がズレていても、
そのまま進めてしまうから。
しかも本人には、
“努力している感覚”がある。
だから止まれない。
特徴① 不安になると教材を増やす
これはかなり多い。
- もっと分かりやすい教材があるかも
- この問題集も必要では?
- みんな使っているから安心
そうやって教材が増える。
でも実際は逆。
教材が増えるほど、
- 復習回数が減る
- 軸がブレる
- 優先順位が崩れる
つまり、
“努力している感覚”だけが増える。
特徴② 毎日やることが変わる
今日は憲法。
明日は記述。
模試が悪かったから行政法。
こういう状態は危険。
一見、柔軟に対応しているように見える。
でも実際は、
“不安に反応しているだけ”だった。
結果、積み上がらない。
特徴③ 全部理解しようとする
行政書士試験は300点満点。
でも合格点は180点。
それなのに、
- 難問
- 細かい論点
- 出題頻度の低い知識
まで全部やろうとする。
真面目な人ほど、
「全部理解したい」
と思ってしまう。
でも、そこで崩れる。
特徴④ 苦手分野ばかり触る
できない問題が気になる。
不安な論点が気になる。
だから苦手分野ばかりやる。
しかし、本当に必要なのは、
“取れる問題を落とさないこと”だった。
特徴⑤ 勉強法を探し続ける
- YouTube
- SNS
- ブログ
- ランキング
を見続けていないだろうか。
もしそうなら危険。
それは勉強ではなく、
“安心材料探し”
になっている可能性が高い。
特徴⑥「勉強している感覚」で安心する
これはかなり厄介。
例えば、
- 講義を見る
- ノートをまとめる
- 教材を買う
- 長時間机に向かう
これらは、
“勉強した感覚”
を強くする。
でも、積み上がるとは限らない。
特徴⑦ 判断を他人に委ねている
- 人気講座
- おすすめ教材
- 口コミ
- 合格体験記
これらを基準にしていると危険。
なぜなら、
他人に合う方法と、
自分に合う方法は違うから。
つまり、
“自分で決めていない”状態。
7つに共通していること
ここまで読んで気づいたかもしれない。
7つ全部に共通しているもの。
それは、“判断軸の不在”だ。
つまり、問題は能力不足ではない。
“何を選び、何を捨てるか決められないこと”だった。
当時の私は全部当てはまっていた
今振り返ると、かなり危険だった。
- 教材が11冊
- 毎日方針変更
- 難問に時間を使う
- 情報収集をやめられない
それでも当時は、
「頑張っている」
と思っていた。
だから止まれなかった。
本当に必要だったもの

当時の私に必要だったもの。
それは、
最強教材でも、
長時間勉強でも、
裏技でもなかった。
必要だったのは、
“判断を固定する基準”だった。
つまり、
何をやるかではなく、
何をやらないかを決める軸。
もし今、当てはまるなら

もしこの記事を読んで、
「自分かもしれない」
と思ったなら、一度立ち止まった方がいい。
問題は努力不足ではない。
むしろ逆。
真面目だからこそ、
間違った方向にも進めてしまう。
このブログで伝えたいこと
このブログでは、
「おすすめ勉強法」
を押しつけたいわけではない。
本当にやりたいのは、
“判断を取り戻すこと”
そのために、
- なぜ人は崩れるのか
- なぜ努力が積み上がらないのか
- なぜ判断がズレるのか
を構造的に整理していく。
次に読むべき記事
【Case001】110点不合格の構造
なぜ9ヶ月勉強しても届かなかったのか
教材選びを狂わせる「4つの判断ミス」
問題集11冊で崩壊した理由
行政書士試験の優先順位が崩れる人の特徴
「その場対応」が積み上がりを壊す理由
最後に
行政書士試験で崩れる人は、
怠けているわけじゃない。
むしろ逆。
真面目で、
頑張れて、
責任感が強い人ほど崩れる。
なぜなら、
努力できるからこそ、
間違った方向にも進めてしまうから。
だから本当に必要なのは、
気合いでも根性でもない。
“何を選び、何を捨てるか決める判断軸”だった。