【Case001】行政書士試験110点不合格の記録|9ヶ月・問題集11冊でも届かなかった理由は「判断ミス」だった

【Case001】行政書士試験110点不合格の記録|9ヶ月・問題集11冊でも届かなかった理由は「判断ミス」だった

行政書士試験で、9ヶ月勉強しても、問題集を11冊こなしても、110点で不合格になることがある。

この結果だけを見ると、「勉強量が足りなかった」と言われても反論しにくいです。
当時の私自身も、まさにそう考えていました。

もっと時間を増やさなければいけない。
もっと問題を解かなければいけない。
もっと理解を深めなければいけない。

不合格の原因は、単純に量不足なのだと解釈していたわけです。

ですが、あとから振り返ると、壊れていたのは量だけではありませんでした。
もっと手前で、勉強そのものの組み方が崩れていました。

この記事は、行政書士試験110点不合格という結果を、ただの失敗談として語るものではありません。
努力が成果に変わらないとき、どこで判断がズレるのかを整理するCase001です。

この記事の要点

  • 行政書士試験110点不合格の原因を、勉強量不足ではなく「判断ミス」の構造から見直したケースです。
  • ズレは「教材選び」「優先順位」「やっている感」の3つに表れました。
  • 手を動かしていても、判断軸がないままでは得点は積み上がらないことがあります。

9ヶ月・問題集11冊・110点不合格という現実

私は行政書士試験で、9ヶ月勉強して110点で不合格になりました。
問題集も11冊こなしていました。

この数字だけ見れば、「全然足りていない」と言われても仕方がありません。
実際、当時の自分もそう考えていました。

不合格の原因を「量不足」と誤認していた

当時の自己診断は単純でした。

  • 勉強時間がまだ足りない
  • 問題演習の量がまだ足りない
  • 理解の深さがまだ足りない

つまり私は、不合格の原因を「量」で説明していました。

ですが、あとから見直すと、壊れていたのは量そのものより前の部分でした。
何をやるか、何を切るか、何を先に積み上げるか。
その判断が、最初から曖昧だったのです。

努力が成果に変換されない「3つの判断ミス」

私がやっていたのは、判断軸のないまま勉強することでした。

何をやるか。
何をやらないか。
どの順番で進めるか。
どの教材を使うか。

これらを、明確な基準を持たずに決めていました。

その結果、勉強していたようでいて、実際には選びながら作業している状態になっていました。
手は動いている。
進んでいる感じもある。
けれど、勉強全体をどう積み上げるかという設計がありませんでした。

当時のズレは、大きく3つありました。

1. 自分の段階を無視した教材選び

最初のズレは、教材を選ぶ基準がなかったことです。

評判がいい。
よく見かける。
みんなが使っていそう。
そういう理由で教材を見ていました。

間違った教材だったわけではありません。
ただ、「自分にとって今それが必要か」という視点が抜けていました。

教材は良くても、自分の段階に合っていなければ機能しません。
むしろ、理解が追いつかないぶんだけ、負荷になることすらあります。

それでも当時の私は、「良い教材を使っているから大丈夫だろう」と考えていました。
ここで私は、教材の質と、自分に合っているかどうかを混同していました。

2. 「何を切るか」を欠いた曖昧な優先順位

2つ目のズレは、学習の優先順位が曖昧だったことです。

行政書士試験は範囲が広いです。
やろうと思えば、いくらでもやることが出てきます。
だからこそ本来は、「何をやるか」より前に、「何をやらないか」を決める必要がありました。

ですが当時の私は、それができていませんでした。
目の前にある課題を、その都度拾っていたのです。

やっている量はある。
でも、得点に繋がる積み上がりにはなっていない。
この状態でした。

つまり私は、優先順位で動いていたのではなく、不安や気分で動いていました。
ここが、努力の方向を狂わせる2つ目のズレでした。

3. 「やっている感」で不安を処理し、正当化していた

3つ目のズレは、やっている感でそれを正当化していたことです。

勉強している時間はある。
机にも向かっている。
ページも進んでいる。
問題集も増えていく。

こうした「進んでいる感じ」は、不安を一時的に軽くします。
だから、その感覚を得られる行動に寄りやすくなります。

ですが、それは得点に近づいている証拠ではありません。
むしろ、ズレた方向に進んでいても、手を動かしていることで修正しなくなる危険があります。

当時の私は、前に進んでいるのではなく、
進んでいるように見える行動で不安を処理していたのだと思います。

なぜ「勉強量を増やす」ほどズレは修正されなかったのか

この3つのズレは、それぞれ別々の問題ではありませんでした。

  • 判断基準がないまま教材を選ぶ
  • 優先順位がないまま手を広げる
  • やっている感でそれを正当化する

この流れに入ると、勉強量を増やしてもズレは修正されません。
むしろ、ズレた努力を積み上げることになります。

作業と勉強を混同していた

今振り返ると、私は「勉強」と「作業」をかなり混同していました。

教材を増やす。
ページを進める。
問題集をこなす。
机に向かう時間を確保する。

これらは全部、勉強に見えます。
ですが、それが得点にどう繋がるのかという設計がないまま続いているなら、実態は「選びながら作業している状態」に近いです。

9ヶ月勉強して、問題集も11冊こなして、それでも110点でした。
この結果は、単純な努力不足というより、判断ミスが積み上がった結果だったのだと思います。

Case001が残したのは「失敗談」ではなく、照合材料だった

このCase001は、失敗談として読むものではありません。

努力しているのに結果が出ないとき、人はまず量の問題だと思いやすいです。
ですが実際には、その前に「どう選び、どう積み上げるか」の構造が壊れていることがあります。

110点不合格という結果そのものより重かったのは、
自分では勉強しているつもりなのに、実際には判断を誤ったまま作業を積み上げていたという事実でした。

だからこのCase001は、「こうすれば受かる」という話ではありません。
「努力しているのに届かないとき、どこにズレが潜んでいるか」を照合するための材料です。

もしこの感覚に心当たりがあるなら、見るべきなのは根性の量ではなく、
自分がどこでズレた判断を積み上げているのかという構造のほうです。

そのズレを型として切り分けたい方は、次の記事で自己診断できます。
[行政書士試験で勉強しているのに伸びない人へ|あなたの「判断のズレ」を診断する(YES/NO)]

FAQ

11冊も問題集を解いて、なぜ得点が伸びなかったのですか?

問題集の数そのものより、何を基準に選び、どう積み上げるかが曖昧だったからです。
当時の私は、自分の段階に合うかどうかより、評判や安心感で教材を見ていました。
その結果、勉強していても、得点に繋がる形で積み上がっていませんでした。

不合格の原因が「量不足」ではないと気づいたきっかけは何ですか?

振り返ったとき、優先順位ではなく不安で動いていたこと、そして「やっている感」で自分を納得させていたことが見えてきたからです。
量が足りなかった可能性はあっても、それ以前に、量の乗せ方そのものが崩れていました。

次に読むべき記事

このCase001で見えてきたのは、「努力不足」と思っていたものの中に、実は判断ミスが混ざっていることがあるという構造です。

次に必要なのは、勉強法を増やすことではありません。
まずは、自分のズレがどの型なのかを切り分けることです。

[行政書士試験で勉強しているのに伸びない人へ|あなたの「判断のズレ」を診断する(YES/NO)]

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