行政書士試験の勉強をしていると、毎日やることが変わる。
今日は民法。
明日は記述。
不安になって一般知識。
模試で点が悪かったから行政法。
そして気づく。
「毎日勉強しているのに、積み上がっていない。」
これは珍しい話ではない。
むしろ、多くの受験生がこの状態に入る。
当時の私もそうだった。
9ヶ月勉強し、問題集は11冊。
それでも110点。
今振り返ると、原因の一つは明確だった。
“優先順位が崩壊していた”のである。
なぜ優先順位は崩れるのか

多くの人は、
「計画を守れないから」
だと思っている。
でも、本質は違う。
本当に危険なのは、
“その場対応”になっていることだ。
その場対応とは何か
例えば、
- 模試で憲法が悪かった → 憲法ばかりやる
- SNSで記述対策が重要と言われた → 記述ばかりやる
- YouTubeで基礎知識の足切りを見た → 基礎知識に時間を使う
一見、合理的に見える。
でも実際は、
“不安に反応しているだけ”だった。
不安ベースの勉強は積み上がらない
行政書士試験は範囲が広い。
だから勉強していると、必ず不安になる。
- ここ弱い
- これ知らない
- この問題解けない
すると、人は「今不安なもの」を優先する。
しかし、それを繰り返すと、
- 復習が崩れる
- 軸がなくなる
- 毎日やることが変わる
結果、
積み上がらない。
当時の私は完全に崩れていた
今振り返ると、かなり危険な状態だった。
例えば、
- 今日やることをその日に決める
- 模試の結果で全部変える
- 苦手分野ばかり触る
- 難問に時間を使う
- 教材ごとに方針が変わる
そして一番厄介だったのは、
本人は“頑張っている感覚”があること。
だから止まれない。
行政書士試験で本当に重要なこと

行政書士試験は300点満点。
でも、合格点は180点。
つまり、
全部できる必要はない。
それなのに当時の私は、
「できない部分」ばかり追いかけていた。
しかし、本当に必要だったのは逆だった。
まず優先すべきは、
“取れる問題を確実に取ること”だった。
優先順位が崩れる人の共通点

多くの受験生を見てきて分かった。
優先順位が崩れる人には共通点がある。
それは、
“判断基準がない”こと。
だから、
- SNS
- 模試
- 不安
- 周囲の声
に反応するたび、方向が変わる。
つまり、
勉強計画ではなく、
感情で動いている。
本当に必要なのは「固定軸」
当時の私に必要だったもの。
それは気合いでも根性でもない。
必要だったのは、
“何を優先するか決める基準”だった。
例えば、
- 行政法を軸にする
- 基礎問題を落とさない
- 教材を増やさない
- 復習を最優先する
こういう“固定軸”が必要だった。
軸がないと、人は毎日ブレる。
「その場対応」は安心感が強い
ここが危険。
その場対応は、
「今の不安」を処理できる。
だから安心する。
でも実際は、
- 長期記憶にならない
- 積み上がらない
- 全体最適が崩れる
つまり、
“頑張っているのに伸びない状態”を作る。
もし今、こうなっているなら注意

- 毎日やることが変わる
- 模試の結果で全部変える
- 苦手分野ばかりやる
- 復習が後回しになる
- 計画が存在しない
かなり危険。
問題は能力不足ではない。
優先順位が崩れている。
このブログで伝えたいこと
このブログでは、
「おすすめ勉強法」を押しつけたいわけではない。
やりたいのは、“判断を固定すること”
そのために、
- なぜ優先順位が崩れるのか
- なぜ積み上がらないのか
- なぜ人は不安に流されるのか
を構造的に整理していく。
次に読むべき記事
【Case001】110点不合格の構造
なぜ9ヶ月勉強しても届かなかったのか
教材選びを狂わせる「4つの判断ミス」
問題集11冊で崩壊した理由
勉強しているのに伸びない人へ
あなたの「判断のズレ」を診断する
最後に

行政書士試験で崩れる人は、
能力が低いわけじゃない。
むしろ逆。
真面目で、頑張っている人ほど崩れる。
なぜなら、
不安に反応してしまうから。
そして、その場対応を繰り返す。
でも、本当に必要なのは、
“今不安なもの”ではない。
“今やるべきもの”を固定する判断軸”だった。