行政書士試験:問題集11冊で110点の理由|教材選びを狂わせる「4つの判断ミス」

行政書士試験:問題集11冊で110点の理由|教材選びを狂わせる「4つの判断ミス」

※ここで挙げている教材の内訳は重要ではありません。
見るべきは「何を使ったか」ではなく、「どう選んだか」です。

行政書士試験に落ちる原因は、勉強時間や理解不足だけではありません。
もっと手前で崩れていることがあります。

それが、教材の選び方です。

私は9ヶ月勉強し、問題集も11冊こなしました。
模試も5回受けています。

それでも110点で不合格でした。

振り返ると、間違った教材を使っていたわけではありません。
壊れていたのは、自分にとって何が必要かを判断する基準そのものでした。

この記事では、教材選びで失敗する人の特徴を、
実際の失敗構造から整理します。

教材選びの失敗は「選び方の構造」から生まれる

教材選びでよくある誤解は、「良い教材を使えば伸びる」という考え方です。

実際には逆です。

教材の良し悪しより先に、
どういう基準でそれを選んでいるかで結果が決まります。

私の場合も、

  • TACテキスト
  • 千問ノック
  • クイックマスター
  • タクティクスアドバンス
  • 予想問題集
  • 模試5回

と、一般的に見れば十分すぎる教材量でした。

しかも「やり切れていない」わけではありません。
すべて一通りは回しています。

それでも負けた。

つまり問題は、量でも教材でもなく、
選び方の構造そのものでした。

教材選びで失敗する人の特徴

1. 評判を自分の判断の代わりにしている

最初のズレはここでした。

  • 合格者が使っている
  • 講師がすすめている
  • よく名前を見る

これをそのまま採用した。

実際、勉強法を教えてくれた講師が使っていた教材を、そのまま選びました。

ですが、それは「その人にとって最適」なだけで、
自分に合っているとは限りません。

さらに致命的だったのは、
法改正に対応していない教材を使っていたことに気づくのが遅れたことです。

伊藤塾の条文問題集は、行審法改正前の内容でした。
それに気づいたのは10月。

もう引き返せないタイミングでした。

ここで起きていたのは、教材選びではなく、
判断の代行を他人に任せていた構造です。

2. 不安に対して教材を追加していた

次に起きたのは、不安への反応です。

一番の不安はシンプルでした。

模試で合格点に届かないこと。

この状態で、何をしたか。

→ 新しい教材を探した

  • 今の教材では足りないのではないか
  • もっといい教材があるのではないか
  • こっちのテキストのほうが良かったのではないか

この思考になっていました。

そして実際に追加する。

その瞬間、安心するんです。

「ちゃんと勉強している」と思える。
「進んでいる気がする」

でも、実際には何も変わっていません。

ここでやっていたのは、
理解の積み上げではなく、不安の処理でした。

3. 難しい問題が解けたときの優越感で判断していた

もう一つのズレがこれです。

難しい問題が解けると気持ちいい。

  • これが解けるなら伸びるはず
  • 難しいことをやっている自分は正しい

この感覚に寄っていきました。

実際には、

  • 基礎が固まっていない
  • 解説も読み込めていない
  • 正解・不正解の理由を説明できない

この状態でした。

それでも、

「このまま続ければ成長曲線が来る」

と信じていました。

ここで起きていたのは、

理解ではなく“難しさ”を基準にした判断です。

4. 回し切れるかを見ていなかった

教材は11冊やりました。

でも、問題はそこではありません。

ほとんどが1周だけでした。

  • 基本テキストと連動問題集は2周できたか怪しい
  • それ以外は基本1周
  • 復習前提で買ったのに復習が回らない

そして10月になって気づきます。

「これ、もっと早く2周目入らないといけなかったのでは?」

ここで初めて、ズレに気づいた。

さらに根本的な問題もありました。

  • 復習の意味を理解していなかった
  • 解けたかどうかだけ見ていた
  • なぜ正解か説明できる状態にしていなかった

つまり、

やり切ったつもりで、実際には積み上がっていなかった

冊数は増えた。
でも、得点に変換されていなかった。

4つは独立ではなく、連鎖していた

この4つはバラバラではありません。

実際にはこう流れていました。

  • 評判で選ぶ → 自分基準がない
  • 模試で届かない → 不安になる
  • 不安を消すために追加する → 教材が増える
  • 難しいものへ寄る → やっている感が強くなる
  • 回し切れない → 復習が崩れる

この状態に入ると、
努力しているほどズレが固定されるようになります。

教材選びのズレは、そのまま勉強全体を壊す

教材選びは入口に見えますが、実際は違います。

  • 何をやるかが決まる
  • 何を捨てるかが決まる
  • 勉強の順序が決まる

つまり、勉強全体の設計を決める起点です。

Case001では、

判断基準なし
→ 教材選びがズレる
→ 優先順位が崩れる
→ やっている感で固定される

という流れになっていました。

この文章で見るべきもの

この記事は、「この教材がいい」という話ではありません。

見るべきなのは、

何を選んだか
ではなく

なぜそれを選んだか

です。

もし今、

  • 教材が増えている
  • 不安になると追加したくなる
  • 難しいことをやると安心する
  • 1周で終わる教材が多い

こういう状態なら、
問題は教材ではなく、判断の構造です。

次に見るべきは「教材の次に崩れるもの」

教材選びのズレは、単体では止まりません。
何を選ぶかが曖昧になると、次は「何を先にやるか」が壊れます。

つまり、教材判断の次に崩れるのは優先順位です。

まだ教材判断の記事を読んでいない方は、先にこちらを見ると流れがつながります。
[行政書士試験:問題集11冊で110点の理由|教材選びを狂わせる「4つの判断ミス」]

[行政書士試験の優先順位が崩れる人の特徴|「その場対応」が積み上がりを壊す理由]

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