
行政書士試験は300点満点。
そして合格点は180点。
この事実を、私は本当の意味で理解できていなかった。
当時の私は、
- 全部理解しようとしていた
- 全部覚えようとしていた
- 全部解けるようになろうとしていた
だから崩れた。
9ヶ月勉強した。
問題集は11冊。
それでも110点。
今ならはっきり分かる。
行政書士試験で必要なのは、
「全部やること」ではない。
「何を捨てるか決めること」だった。
なぜ多くの人は崩れるのか

行政書士試験は範囲が広い。
民法、行政法、憲法、商法、会社法、基礎知識。
しかも、勉強を始めると、
「ここも必要かもしれない」
「この論点も出るかもしれない」
が無限に出てくる。
すると人は、
“全部やろう”とする。
でも、ここに落とし穴がある。
行政書士試験は「満点」を取る試験ではない

当たり前だが、
300点取らなくても受かる。
必要なのは180点。
つまり、
- 頻出論点
- 基礎問題
- 落としてはいけない部分
を積み上げればいい。
しかし当時の私は、
- 難問
- 細かい知識
- 出題頻度の低い論点
に大量の時間を使っていた。
理由は簡単。
「できないこと」が不安だったから。
不安は「全部やれ」と言ってくる

これは本当に厄介。
勉強していると、
- この知識も必要では?
- この問題解けない
- ここ苦手だ
が次々出てくる。
すると、
「全部やらないと危険」
という感覚になる。
でも実際は逆だった。
全部やろうとすると、
- 復習量が崩れる
- 優先順位が壊れる
- 基礎が浅くなる
- 積み上がらない
結果、
勉強しているのに伸びない。
当時の私は「捨てる勇気」がなかった

例えば、
- 商法の細かい論点
- 出題頻度の低い知識
- 難問
- マニアックな判例
こういう部分が気になって仕方なかった。
なぜなら、
「知らない状態」が怖かったから。
でも今なら分かる。
本当に怖いのは、
“全部やろうとして崩れること”だった。
行政書士試験で必要なのは「戦略」

行政書士試験は、
知識量だけで決まる試験ではない。
差がつくのは、
- どこに時間を使うか
- 何を繰り返すか
- 何を後回しにするか
- 何を捨てるか
を決める“戦略”だ。
つまり、
勉強時間ではなく、
“判断”が重要。
真面目な人ほど危険

これは本当にそう。
真面目な人ほど、
- 全部理解したい
- 全部覚えたい
- 全部やり切りたい
と思う。
でも、
行政書士試験は、
“真面目さ”だけでは突破できない。
必要なのは、
「合格に必要なものを選ぶ力」だった。
「できない問題」に時間を使うな

当時の私は、
苦手分野ばかり見ていた。
できない問題が気になる。
難問が気になる。
でも、本来優先すべきだったのは、
“取れる問題を落とさないこと”だった。
行政法や民法の基本問題。
頻出論点。
何度も出る知識。
ここを繰り返す方が、はるかに重要だった。
「捨てる」は逃げではない
ここを誤解してはいけない。
捨てるというと、
「サボり」
「妥協」
に見える。
でも実際は逆。
行政書士試験における「捨てる」は、
“合格のための選択”だ。
全部を追いかける人ほど、崩れる。
もし今、こうなっているなら注意
- 難問ばかり気になる
- 細かい論点を追い続ける
- 全部理解したい
- 勉強範囲が広がり続けている
なら、かなり危険。
問題は努力不足ではない。
“捨てる判断”ができていない。
このブログで伝えたいこと
このブログでは、
「効率的な勉強法」だけを
伝えたいわけではない。
本当にやりたいのは、
“判断を取り戻すこと”だ。
そのために、
- なぜ人は全部やろうとするのか
- なぜ不安に飲まれるのか
- なぜ積み上がらないのか
を構造的に整理していく。
次に読むべき記事
【Case001】110点不合格の構造
なぜ9ヶ月勉強しても届かなかったのか
教材選びを狂わせる「4つの判断ミス」
問題集11冊で崩壊した理由
優先順位が崩れる人の特徴
「その場対応」が積み上がりを壊す理由
最後に
行政書士試験で必要なのは、
全部できることじゃない。
本当に必要なのは、
「何を捨てるか決めること」だった。
当時の私は、
全部やろうとして崩れた。
だから今なら分かる。
合格する人は、
知識量だけではなく、
“選択”で勝っている。