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試験と仕事では関わる内容が違う?!活躍できる行政書士を目指す

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行政書士試験の内容は仕事では活かすことができない。

インターネット上でも、こういった情報を目にするかもしれません。
 
「合格率10%の行政書士試験なのに本当なのだろうか」

と受験生だった私も疑っていました。
何せ、勉強する範囲も広いですし、難関国家資格と呼ばれているのです。

試験の内容が、まったく仕事に結びつかないなんて、ありえないと思っていました。

 

行政書士試験と仕事では内容が違う

行政書士として開業したことで分かりました。

確かに行政書士試験で勉強した内容は、
実務では、まったく出てきません。

それどころか、実務を行うために新しい法律の内容を理解しなければならないのです。

「インターネットの情報は本当だったんだ」

と思った瞬間でした。

「そうなると、行政書士試験に向けて勉強している内容は仕事では無駄になるのか」

と思う人もいると思います。
なかには行政書士試験へのモチベーションが下がってしまう人もいるかもしれません。

勘違いしないでほしいのは、今勉強している内容は仕事を行う上でとても大切な内容です。

行政書士試験と仕事とでは求められるものが違うので、
勉強内容と仕事の内容が結びつかないと言われているのです。

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行政書士試験は法律を読むための訓練

行政書士試験は登竜門と呼ばれる通り、
法律を初めて学ぶ人が法律を読めるかを確かめる試験でもあります。

どの法律を読むためにも必要な知識を得られる内容になっているのです。

行政書士試験で許認可業務や権利義務に関する、
仕事内容の出題があったでしょうか。

1つとしてなかったと思います。

しかし、行政書士試験の内容は、
これら行政書士の仕事を行う上で、

法律の内容を理解するうえで必要な技能を身に着けるための、訓練と位置付けられているのです。

もし、行政書士試験制度がなければ、
法律の内容をまともに理解できていない人が仕事をすることになってしまいます。

それに、行政書士の仕事は、試験の内容を下地にしたものが多く存在します。

許認可業務であれば
行政法の内容を理解する必要がありますし、
権利義務であれば民法の内容を理解する必要があるのです。

また、行政書士の仕事は、
会社設立の分野も範囲に入りますから、
会社がどのように作られているのか。

またどのように機能するのかを、
法律を通して学んでおくことで仕事をスムーズに行えるんです。

そのため、行政書士試験の内容が、全くの無駄になるということはありません。

むしろ、仕事をするための下地を作ることが試験の目的なのです。

 

仕事内容によっては行政書士試験以外の能力が必要

自分が専門とする分野を持っていたとしても、
依頼内容によっては、まったく専門外の分野の仕事をすることがあります。

その時には法律を読み解き、
不備の無い書類を作ることが要求されます。

この法律を読み解く力は行政書士試験を受けることで身に着けることがでるのです。

しかし、行政書士の仕事を行う上で、
法律の内容がわかるだけでは能力不足になってしまいます。

行政書士試験勉強以外で必要になる能力は、

・事務仕事を丁寧に行える
・対話から相談者の悩みの内容を詳細に聞き出す
・新規開拓のための営業力が必須

 以上の3つが必要になります。

事務仕事を丁寧に行える

行政書士の主な仕事は書類の作成代行です。

いくら法律の内容が理解できるからと言って、
作成する書類が間違いだらけでは、お客様に不信感を抱かれてしまいます。

また、複数業務を行っていると、
書類の管理能力も求められます。

一般人では時間のかかることをプロなら内容を正確に理解し、早く手続きを行ってくれる。

お客様の期待を背負って仕事をすることになるため、
事務仕事を丁寧に行えることは必須条件になります。

書類作成は本当に細かい仕事になります。

契約書1つ作るにしても要件が1つ抜け漏れるだけで、
まったく意味を
なさなくなることもあります。

緊張感が走る仕事ではありますが、
納期までに不備の無い書類を完成させることと、
書類の管理を徹底することは、行政書士に無くてはならない能力の1つです。

 

対話から相談者の悩みの内容を詳細に聞き出す

行政書士を単なる書類代行屋と考えると痛い目を見ます。

特に許認可業務では大きな問題になりにくいのですが、
権利義務の書類を作るときは特に気をつけなければならないことがあります。

お客様の意図に沿った書類を作成できるかということです。

お客様1人1人の考えていることは違ってきます。

あなたが「こういうことだろう」と憶測で作った書類が、
お客様の意にそぐわなかった場合、クレームになります。

場合によってはその人の人生を左右しかねません。

そのためには、仕事をしているときに疑問に思ったことは、
詳細に聞き出さなければいけないのです。

ただ、ここで1つ注意したいことがあります。

それは、高圧的にならないということです。

行政書士ということで『先生』と、
もてはやされて勘違いする人もいるのですが、
目の前にいるのは私たちと変わらない悩みを抱えた人なのです。

困ってどうしようと思っているときに、
この人にお願いしようと依頼をしてきた人です。

そんな人に、
偉そうな態度をとったり、高圧的な態度をとっては、
聞き出したい話の内容も、ろくに話してくれなくなります。

また、質問を投げかけても、
意図しない返答が返ってくることもあります。

本当にお客様の本音を引き出せているのか、
見極めるのは難しいですが、相談の中で、
悩み解決に向かっているか考える必要があります。

このヒアリングに失敗すると、
作成した書類内容を全部書き換えるということも起きます。

また、

「この行政書士は私の話を聞いてくれていない」

と信用を損ねることになるかもしれません。

お客様に寄り添えた相談内容になっているか。
コミュニケーション能力を高めていく必要があるのです。

 

新規開拓のための営業力が必須

行政書士の仕事では営業は必須です。

仕事の中で一番大事なことになります。

多くの人が、
行政書士会に登録すると仕事がもらえると思っていますが、
実際には自分で営業をして仕事を取ってこなければいけません。

特に、開業したての頃は人脈もなく専門性も高くありません。

私も、知り合いに士業仲間がいたので仕事ができましたが、
それだけでは、生活できる収入は得られません。

自分の専門を何にするか、どこに営業をするか、
どんな内容で営業をするかを考える必要があるのです。
インターネットでの営業も考える必要があります。

私も、車庫証明の依頼はホームページから問い合わせをもらっていました。

どんな営業にすれば仕事を取れるのか、
その内容を考えられる人が行政書士を続けることができるのです。

 

行政書士試験は仕事内容を充実させるための準備

行政書士試験と仕事では求められているものが違うという話をしました。

受験生の時は
法律の内容を理解できるように勉強する必要があり、
開業してからは、仕事を円滑に進めるために必要な能力が求められます。

・事務作業ができること
・コミュニケーションが取れること
・営業ができること

これらは、行政書士試験の勉強では、
なかなか身につかない能力です。
今までの人生経験が問われることもあります。

「そうはいっても、この能力は低いよ」

というあなたは、今から伸ばしていけばいいのです。

行政書士は日々勉強です。

仕事をするためにも、日々のスキルアップはかかせません。

行政書士のコミュニティに入ることもおすすめです。
先輩はやさしく教えてくれることがほとんどです。

開業したての頃は同じ内容で困っていたからでしょう。

自分から行動できる人が、
人生も仕事も内容を充実させることができるのです。

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