
行政書士試験に合格したら、いよいよ開業です。
合格証が送られてくる2月が待ち遠しいです。
合格証が送られてくると、封筒に入っているのは、
行政書士試験合格証と各都道府県の支所の住所だけです。
開業のやり方が書いてある手引きは一切入っていません。
「これじゃ、開業のやり方が分からないじゃないか」
私も、この事実を知っときは、
「自分でやり方を調べないといけないのか」
と衝撃を受けたぐらいです。
開業のやり方が書かれたマニュアルはない
行政書士開業のマニュアルは存在しません。
あなたが開業したい都道府県の、
行政書士会ホームページを見てください。
そのなかに、登録に必要な書類があるので、
不備なく準備する必要があります。
必要な書類を用意して、
行背書士会に提出することになるのです。
開業申請は最初の許認可申請
書き方例も、
ホームページに掲載されていますから、
開業のやり方が書かれていないと焦らなくても大丈夫です。
必要な書類を揃えて提出するだけで開業ができます。
複雑ではないため、
開業のやり方を記したマニュアルは存在しません。
開業申請は行背書士になる前の初めての許認可申請です。
初めてであっても、このぐらいはできてほしいという、
行政書士会からの挑戦状だと思って準備を進めましょう。
行政書士会への開業のやり方
都道府県によって、
提出する書類が異なることはありません。
私が実際にどのように開業手続きを取ったのか、
やり方を話していきます。
私は愛媛県で行政書士開業登録したので、
愛媛県でのやり方を話します。
用意する書類が多い
開業登録と言っても、
簡易的な許認可申請ですから、
準備する書類がとにかく多くなります。
ほとんどの人は11種の書類を準備する必要があります。
・行政書士登録申請書
・履歴書
・住民票
・資格を有する書面(合格証)
・顔写真
・誓約書
・本籍地の市区町村長が発行する身分証明書
・事務所の所在地を確認する提出書
・事務所の位置図、事務所の平面図
・事務所の外観、内部の写真
・職印
用意する書類を見て、
初めて存在を知った証明書を知りました。
「身分証明書って役所で発行できるんだ」
と思ったぐらいです。
これは、欠格事由がないか証明するためですね。
とにかく、すべてが初めてだったので、
書き方も見ながら慎重に開業手続きを進めてきました。
特に、開業書類の用意で迷いそうなことは、
・行政書士開業申請書の書き方
・官公署への書類の申請のやり方
・事務所関係の書類の準備のやり方
以上の3つです。
行政書士開業申請書の書き方
書類は油性の黒ボールペンで書くのが安心です。
この書類では、
事務所の名前を決めておく必要があります。
良く多いのは、『行政書士○○(氏名)事務所』です。
開業登録後に変更するには費用がかかるため、
慎重に決めましょう。
また、事務所の住所を書く欄があります。
ここで気をつけておきたいのは賃貸住まいの人です。
私もそうでしたが、事務所使用が可能かを確認してください。
事務所使いではない賃貸でも、
場合によっては事務所使いできる場合がありますが、
不確定要素が強いので、開業登録できるかを管理会社に確認しておきましょう。
官公署への書類の申請のやり方
官公署に申請する書類は、
・住民票
・身分証明書
この2つです。
気をつけたいのは、
身分証明書は本籍地の役所でしか発行できないことです。
私は開業するとき、他県を本籍地にしたままだったので、
郵送で取り寄せるやり方をしていました。
1週間ぐらい時間がかかります。
マイナンバーカードを登録しておけば、
住民票は役所に行かなくても取得できます。
ただ、身分証明書は別です。
本籍地を変更していない場合は郵送のやり取りになります。
この時の申請書類の書き方が間違っていると取り寄せるのに余計な時間がかかります。
郵送のやり方では、書類に不備がないように気をつけましょう。
事務所関係の書類の準備のやり方
一番面倒だったのが、事務所関係の書類です。
事務所の外観や内観は、
行政書士の業務ができることが分かるように、
写真を撮れば良いので、手間はかかりませんでした。
私も、スマホで撮影した写真を印刷して、
行政書士事務所だとわかるようにしていました。
面倒なのが、
事務所の場所を示す地図と、
事務所の平面図です。
まず、事務所の場所を示す地図は、
最寄りのバス停が遠かったこともあり、手書きは断念しました。
Googleマップを印刷してマーカーを引きました。
それから、事務所の平面図です。いわゆる見取り図です。
これも、手書きをしようと思うとかなり手間がかかります。
ですが、こればかりは手書きをした記憶があります。
今思うと管理会社に連絡して、
部屋の見取り図をもらえば楽だったと思います。
やり方によっては、手間を省くことができるので、
行政書士事務所の図面作成は頭を使いましょう。
開業登録のやり方マニュアルがないのは最初の試練
行政書士の開業手続きは、最初の許認可申請です。
このぐらいできないと、
行政書士としてやっていけない、という、
行政書士会の挑戦状だと思って、不備なく書類を完成させましょう。
行政書士の開業申請は、毎月1日と15日に審査があります。
一番申請数が多い時期は2~3月なので、
開業申請をする時期によっては、
思った時期に開業できないということもあります。
余裕をもって、不備のない準備をしましょう。
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